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なつみのTapdance~目指せ美人道~

なつみのTapdance~目指せ美人道~

ありのままの自分を愛してくれる人

失恋をした友人を励ます時に、つい言ってしまう言葉がある。


ありのままの貴方を愛してくれる人にきっと出逢えるから。


かつて、あたしも、そう言って励ましてもらったことが
幾度となくあるけれど、実際、そう言われても納得できないのが
普通じゃないかな、なんて。



フラれるってことは、それなりに自分にも比があったワケで、
やっぱりどこか治さなければ、
同じことを繰り返してしまうに違いない、と。

マイナス思考が走り出すと歯止めが利かず、終いには、

「こんなあたしを好きになってくれる人なんて、
もうこの世に存在しないんじゃないか



くらいのことを思ってしまう。


そうなると、ありのままの自分なんてものに、
自信など持てるはずもなく、
人を好きになることに臆病になったり、
運よく付き合えたとしても、自分の思いを押し殺したりして
ろくな付き合いが出来なかったりする。



そもそも、ありのままの自分って、一体なんだろう?と
考えてしまうになった時期もあった。



あたしにとって、一番のネックは、感情的すぎることだった。

好きになったら一直線。
スゴイ好きだあ~~~~と、思ったら、



「大好き!!」


そう口に出さずにはいられないし、
会いたいと思ったら、それをそのまま伝えていた。

そうやって、顔から火が出るような愛の言葉を連発するあたしに、
彼らが言った言葉は


「お前、重いよ。」


↑体重ではない。



愛しすぎず、尽くしすぎず、自分の心をコントロールしようと
いつも頭で考えてたけれど、所詮、付け焼刃。
慣れないことはするもんじゃないわ、と、
不器用な恋に悩んだり、自分も楽しくなかったりして
結局、いつも長続きはしなかった。



けれど、タダ1人だけいたのだ。


あたしが、いくら好き好き光線を出してもちっともひるまない、
好きと言えば、それを素直に喜び、
気持ちを全部受け止めてくれる人に出逢えたのだ。


あたしは徐々に、ロックしていた心を開放させた。



それが、



夫だ





もちろん、何もかも治さなくていいところだけではなかったと思う。
ケンカをしたり、相手を傷つけてしまったりした自分の
いけないところは、その都度反省して、学習してきたつもりだ。

けれど、それは、恋愛においてだけではなく、
友人や家族、仕事関係・・・たくさんの大切な人達に
教えてもらったことがたくさんある。


真剣に、人と向き合って生活していくことで、
少しずつ成長できたのではないか、と。


今の自分があるのは、そんな人達のおかげだろう。




でも、人間の根本的な部分って、治しようがないのではないか。



特に、恋愛の仕方って、性格が出てしまう。


好きになればなるほど、やきもちを焼いてしまったり、

意地を張ってしまったり・・・

恋をすると、途端に厄介な生き物になってしまいがちだ。


けれど、それってある程度仕方がないんじゃないかって。


それでも、変わらず好きでいてくれる相手はいるはずなのだ。



お互いが我慢しないで、自然体でいられる関係。


安心して、自分を素直に出せる相手。



ありのままの自分を愛してくれる人


って、そういう相手なのだ。


夫と生活を共にしながら、
あたしは探していた答えを、ようやく見つけることが出来た気がする。






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